『いままでなかったタイプの本』
これまでの日本の社会(いや、日本に限らないかもしれないが)では、
女性がどんなに仕事や勉強などに打ち込んでいても、こと恋愛や結婚
に遭遇したら、即「それが最優先」というような価値観があったように
思う。なぜって「女性にとってみたら1人の男に認められ、養うに
値すると思ってもらえることが人生の最優先課題」のように考える人が
まだまだ存在するからだ。
でも、この本は違う。自分の足で歩いて行こうと思う自立した女性の
ための恋愛本だ。この本を読んでしまうと、こういう本がなぜこれまで
なかったのか、とても不思議に思えてくる。
自分で生きていけるだけの経済力と能力を持っていながら実は精神的には
とても脆い女性は私の周辺にも結構いる。こんなに有能な彼女がどうして
パートナー選びにはその能力を発揮できないのか?と思ったことも数知れない。
そんな人にぜひ読んでもらいたい1冊だと思う。